上質

 本当に迷ったのだが、僕一人が読むのではもったいないと思って、一部をコピーして、皆さんにも読んでいただこうと思った。たかが田舎の薬局の人間にこうした返事を送ってくれたのは有難い。
 毎日たくさんの方と情報交換のメールはやり取りするが、何人かはとても文章が上手で楽しみに読ませていただくこともあるが、若い方から、こんな上質な返事をもらったのは初めてだ。忙しく働いている方みたいなのに、時間を割いてくれたことが有難い。

金沢には50年前に、後輩と別れる(卒業)時に車で岐阜から富山経由で行ったことがあります。岐阜の薬科大学に行っていたのですが、全国から集まる大学なのでみんなバラバラになるのです。お金もないので、夜お寺の境内で車中泊していたら、お坊さんに起こされ駐車場代を取られたことを覚えています。何を見学したでもなく、分かれるのが辛かったから、仕方なくふと出かけた旅でした。(ヤマト薬局)

 

お寺の境内で寝ていて駐車場代を払わされたとの事。前回お返事頂いた時にメール読んで思わず笑ってしまいました。そこはお金の代わりに信心する様になど言って欲しい場面ですね笑
港町はどこも似た様になるのは当たり前の様で少し不思議な感じもします。暮らしに根付いた動きの中で動線や周辺環境なども似てくるのでしょうか。自然は与えるが奪いもするというのは残酷です。理不尽で仕方ないですね。
能登は現在進行形で復興作業が進んでいます。当初死者数は14人などと言っておりましたが、数日経ってからは遥かに10倍以上の方々が無念にもこの世を去り、行方不明者も依然として残っているようです。私の兄は・・・・・災害支援などの話もよく聞きますがやはり現場は悲惨とのことでした。
変化の年に生まれたのは私もそう思います。昭和ほどではありませんが、自然災害なども頻繁におこっており、加えてグローバリズム、電化製品の発展は目まぐるしく、どんどん進化し、便利になっております。ですが一方で、私が子供の頃まであった駄菓子屋での人との触れ合いや、リアルタイムで帰ってこないもどかしさを楽しんだPCでのメール交換、少しニッチなオタク趣味だったアニメが広く世に知れ渡ったりとアナログ的なコッソリ楽しむ様なものがどんどん無くなっていくのは実に寂しいです。便利さは人のつながりを希薄にし、現実を空虚なものに変えてしまう側面もあるのだとしみじみ思います。こんなことを考えてはここに書いたりしていますが、私の様な感性はあまり現代にはそぐわない様です。同年代では同じ価値観を持つ人とは会えず、結果今の様な症状につながっているのかとも思います。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、・・・・

能登地震 政治は何をしていたのか【半田滋の眼 NO.94】20240124 - YouTube