なに？元気で長生きしたい？
太く短くを標榜し、それを地で行っていたのに、手術が終わると「いろいろやらないといけないものがある」と殊勝なことを言い、価値観の大転換だ。
今から２０年近く前に知り合ったから、お互い若かった。僕はひ弱で向こうはがっちりタイプ。僕は知性派？で向こうは肉体派。まるで逆なのに、なぜか気が合った。
当初は１日コーヒー１０杯、たばこ１００本を満喫できることを目標に健康相談？を受け、その都度不調は漢方薬や天然薬でお世話した。呆れるぐらい元気で、つい最近まで、好き放題をし幸せに暮らしていた。
ところが最近病気が見つかり、手術が出来る体にすることを目標に漢方薬を変更した。脂肪が多すぎて先生が手術できないと言われたからだ。これもクリアして、手術は成功裏に終わった。
無事手術がすんで病院から電話がかかり、なんとこれからも元気で過ごして病気の再発を防ぎたいと言った。病院で色々考えた挙句の心変わりらしいが、やはりあんな豪傑でもいざそうなると、人並みなことを考えるんだと勉強した。
朝、韓国の時代劇をよく見るが、家臣が王様の意に添えなかった時に「私を罰してください」とか「私を殺してください」とかの常とう句が出てくるが、時代考証は果たして正しいのか？
韓国の時代劇ではないが、若者の、健康が保証されている時に出る（出す）言葉の軽さに気づく。あまり威勢のいいことは言わぬが花かもしれない。僕らは大陸的な発想では生きてはいないから。
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