2か月の間、毎朝楽しませてくれた韓国の時代劇「私の国」が今日で終わった。
 日本のテレビ局が時代劇を作らなくなってから久しいが、これを僕の中で補ってくれているのが韓国の時代劇だ。従来はNHKの日曜夜のものしかなかったが、1週間待ちくたびれる必要もなく毎日楽しめたのは心の健康に良い。1週間を首を長くして待つのは健康によくない。
 韓国の時代劇は、立ち回りが上手で、時には空を飛んだりして、現実離れをしている分面白い。そして常とう手段だが、悪者が善人をとことん痛めつける。その間、視聴者は憎悪を増幅し、終盤の大逆転に期待する。視聴者を引っ張るのがとてもうまい。その犠牲者に僕は毎回なる。
 今回の番組は筋が全く読めなかった。1400年代と言う時代背景も何もわからないからかもしれないが、今までこんなに難解なものはなかった。その上まあなんと人を切り捲くった作品だ。2か月の間、何百人の殺戮を見ただろう。その上、切る場面だけはとてもリアルで、肉を切り、肉を刺し、血が傷口から流れ、口から吐く。主人公も返り血を浴びている場面が多かった。
 今の時代に韓国と戦争をしたら負けるなと、番組を見ながら思うことが幾度かあった。憎悪の深さ、残酷なシーンを見続けたら、実際戦ったら負けるなと思えたのだ。峰打ちで人を殺さなかった水戸黄門の見過ぎかもしれないが、番組作りでもそろそろ逆転しているように思った。
 僕は徴兵制のある韓国の若者とは付き合いを避けていた。嫌いなのではない。軍隊で人の殺し方の特訓を受けてきたような青年と一緒にいるのが怖かったのだ。簡単に殺されてしまうから。
 国力で追いつかれ、ぬるま湯に日本の青年が浸かっている間に、殺し方を訓練した若者がいる国、日本は偉そうに彼らを見下したりしないほうがいい。かつての優越感は通用しない。しがみつくものを潔く捨てないと、とんでもない反撃を食らうだろう。

 

 
吉村知事に“ブーメラン”…6年前に在職1日100万円
問題視されている文通費を巡ってブーメランです。 日本維新の会副代表・吉村大阪府知事:「10月31日の投開票日、1日かかっていたということで100万。丸ごと支給されるということも、やっぱり明らかにおかしい」 日本維新の会代表・松井大阪市長:「永田町は世間の常識からかけ離れていると。だって、仕事していないんだから、もらうのはおかしいじゃない」 先月31日の衆院選で当選した議員に、1カ月分の100万円が満額支給された「文書通信交通滞在費」いわゆる“文通費”を巡って、日本維新の会は「日割りにすべき」と問題視しています。 しかし、これに真っ向から異を唱えたのが、れいわ新選組の新人議員・大石あきこ衆院議員です。 れいわ新選組・大石あきこ衆院議員:「これまで維新の方々、日割りじゃない形でもらってきたでしょと。自分たちだけなぜかクリーンな装いで『ここに火事があるぞ』と。『ここに問題があるぞ』という人は要注意だろうということを、まず申し上げたくて」 大石議員から“要注意”と指摘されたのは、日本維新の会・副代表の吉村大阪府知事です。 大石議員によると、2015年10月1日に衆院議員を辞職した吉村知事は、当時、在職1日ながら10月分の文通費を満額受け取っていたということです。 文通費を巡り、まさかの“大ブーメラン”。吉村知事は15日、「記憶があいまい」としつつ、大筋で事実関係を認めました。 日本維新の会副代表・吉村大阪府知事:「6年前の話ですけれども、僕自身も(衆院)議員を辞めて、大阪市長に挑戦をするということがありました。そこも(文書通信費が)日割りになっていないと思います。なので、僕自身も日割りで返還をしたい。寄付をしたいと考えております」 (「グッド!モーニング」2021年11月16日放送分より)