小豆島

 今日、「やっと来れた」と言って、クレープを食べに来てくれた人。牛窓のホテルで働いている女性で、終業時間とクレープの店が閉まる時間が同じで来ることが出来なかったらしい。
 とてもお喋りな50歳代の方で、牛窓から見える小豆島出身らしい。 壺井栄二十四の瞳で有名な島だが、結構大きな島で、オリーブやそうめんが有名だ。学校の遠足や子供会などで訪れた経験がある子は多いと思う。
 牛窓の海岸線からは、目の前にある前島のせいで小豆島の全貌を眺めることはできないが、前島に渡り南の海岸線から見ると、巨大な島が見える。瀬戸内海では淡路島に次いで大きいのではないか。
 想像もしなかったことだが、逆も然りで、小豆島からは牛窓が見える。もちろん前島の全貌は眺めることが出来るだろうが、それに邪魔されない部分の牛窓も見えるはずだ。
 その女性は幼い時からずっと牛窓を眺めていて、いつか牛窓に住みたいと思っていたらしい。そしてついに牛窓移住を果たし、ホテルで職を得ているらしい。実際の会話の光景は分からないが、娘もいい出会いだったみたいで、会話の内容の一部を教えてくれた。
 二十四の瞳にかこつけるのではないが、僕はまるで小説のように思えた。お互いが前島を挟んで、幼い時から知らない町を想像していたなんてことが。スケールこそ小さいが、浪漫そのものだ。
 「山のあなたの空遠く、幸い住むと人がいう」ではないが、「島のあなたの空遠く、幸い住むと人がいった」かどうかわからないが、人の心は愛おしいものだ。

地上波では話せない。ある団体が本気で日本を食い潰すことを誰も指摘してくれない事実。#山本太郎 #れいわ新選組 #消費税 #公明党 #自民党 #経済 - YouTube