面白て、やがて哀しい話を税理士の先生から聞いた。
先生の顧問先の歯医者さんから聞いた話らしいが、子供を治療するときにスマホを持ったままさせるとおとなしくなり治療がし安いらしい。今思えば間抜けな質問だが僕は「スマホを貸しだすんですか？」と尋ねた。なんと、今の小学生は自分のを持っていて、片時も手放さないらしいのだ。まさか僕は小学生がスマホを持っているとは思わなかった。
以前は親御さんに傍にいてもらって治療をしていたらしいが、今はそうすると親が後ろでスマホに熱中するらしくて、傍にいてもらう理由がないらしいのだ。だから子供が自分のスマホに熱中しているのが一番治療しやすく、それが標準らしい。
時代は当然進み、今は嘗ての１００倍速くらいで進んでいるのかもしれないが、その時代を見届けることはあっても、その時代をまさに生きる運命にないことをなんだかありがたく感じた。そんな時代を生きなくてもよいと心から感じる。
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