疑似体験

 恐らく色々なことに恵まれているのだと思う。今回の試験が一番成績がよかったと教えてくれたが、きっともともともかなりいいのだろう。中学受験かと思ったら、小中一貫校で、受験はないが、既に中学モードだと言う。
 田舎でのんびりと暮らしている人間にとっては話にほとんどついて行けないが、現代の学校生活のレアな一部を垣間見せてもらった。
 家族円満、子供に送った薬を両親ともに今は飲んでいてくれ、お父さんがとても家事を手伝ってくれ、お母さん自身もまた何かの?勉強をしているらしい。
 明治の祖父母を持ち、大正の両親に育てられ、昭和の兄弟姉妹とともに育った僕には考えられない景色だ。
 お子さんのやる気も出てきて、登校前に訴えていた腹痛など、もう過去のこと。ストレスをとる薬が即、やる気を起こす薬になるのだから、漢方薬のすごい所でもある。僕はこの処方を「やる気満々」とあだ名をつけているがお父さんにも効いたのかもしれない。
 僕の好きな街の、ある平和な家庭。勝手に僕はそう想像しながら明るくなったお母さんの電話報告を受けている。平成の、或いは令和の家庭の疑似体験みたいなものだ。そうしてみると、この職業のお陰で、もう何百軒も疑似体験したことになる。
 いいニュースはやる気満々の漢方薬を飲まなくても、やる気満々になる。いや年齢が高くなったから「やる気まあまあ」か。

【恐怖】イノッチ「戦う」宣言!ジャニー喜多川の事件のおそろしさがわかっていない東山・井ノ原コンビ。NG記者の質問が引き出した恐ろしい事実。安冨歩東大教授。一月万冊 - YouTube