胡坐

 漫然と鼻炎の薬を耳鼻科で飲まされていた。それも1年を通して鼻が詰まるのにアレルギー性鼻炎の薬を。それが効くのならまだしも全く効かない。その上、受験生に眠気を催させてはいけない。
 実は夏に、受験に身が入らずに死にたいなどと訴えていたのを漢方薬で完治していただき、その後鼻も治るのですかと相談を受けた。アレルギー性鼻炎ではなく通年性鼻炎の漢方薬を服用してもらったら、2週間で効果が現れて、今回も上記のような注文メールをくださった。
 この方はお母さんの友人が僕を紹介してくれたのだが、その友人は恩人だと思う。恐らく進学校に通っている優秀なお子さんみたいだから、一つの才能を救ったことになる。
 田舎の一薬局が、専門医より優れていてはおかしい。医療保険で3割負担に医者も患者も胡坐を組んで、だらだらと無駄な時間を過ごしているパターンのなんて多いことか。やはり自費で必死で治癒を目指すのもいいと思う。
 僕は例えば血管系とか、自律神経失調気味とか、虚弱とか、筋骨の衰え(老化)とか、漢方薬を一生飲んだらいいと思う方は、効果と根性を見極めて数か月後に息子に紹介して処方箋で漢方薬を飲めるように配慮しているが、やはり自費で治そうとする人のほうが迫力がある。健康を勝ち取る覇気のようなものを感じる。

 

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