ラグビー選手

 もともと持って生まれた体か、それとも鍛え上げて出来た肉体か?
 実際に目の前にしたことがないから、テレビの映像でしか分からないが、選手たちの首の太さは僕の大腿部と同じくらい。大腿部は僕の胴体くらい。胸や腕の筋肉はどのくらいなのだろう。
 若いと言うだけで、その健康ぶりに羨望を抱いてしまうのに、テレビ越しに「いったいこの人たちはどれだけ健康で元気なのだろう」と思考が混乱してしまう。生活しているから、不調も現れるだろうし病気もするだろうとはわかるのだが、見るからに病気などしそうにない。病気どころか疲れたりもしないのではと思ってしまう。
 多くのスポーツの中で一番過酷なように見える。無防備なまま肉弾戦をやっている。鍛えられた力士が何十分も走りながら相撲を取っているようなものだ。こんなに肉体的に恵まれた人たちは滅多にいない。まさに選ばれた人たちだ。
 当然怪我の連続だと言うことは分かるし、将来作ってしまった血栓が禍根を残しそうな気もするが、少なくとも「何でも治りそう」に思えてしまう。あの驚愕の肉体を見て、当たり前の想像が出来なくて錯覚の世界から逃れられない。

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