臆病

 これは真似は出来ない。僕より若いと言っても、体力なら僕の方がさすがにありそうな女性が、片道7時間、向こうに滞在2時間でまた帰って来たとは。
 もし僕にそこに行けと言われたら、インターネットで岡山駅発、到着駅「甲府」で駅からネット?で調べる。新幹線で東京駅まで行き、そこから山梨県行きの電車に乗る。何線か分からないが、いやひょっとしたら今は新幹線も通っているのかな、とりあえず、電車を乗り継いででしか行けない。
 僕より10歳くらい若いのかな、いや意外にもっと歳が近いのだろうか。スリムでどう見ても体力に恵まれてはいないのに、山梨のお兄さんの所を、決して高級車でもない車で訪ねて行ったらしい。猫を飼っているから家を空けることが出来ないと言う理由で、2時間滞在しただけでトンボ返りをしたと言うから驚きだ。
 何度も行ったことがあるところ、交通量が少ない所、山片道2時間以内、これが僕の運転の条件だ。決めているわけではないが、この条件から外れると、さすがに精神的にも肉体的にもきつくて、帰宅後どっと疲れが出る。
 いつか引退したら、ゆっくりと休憩しながら、放浪のドライブもありかなと思った頃もあったが、今は我が家にも迷いネコが住み着いて、家を空けれない状況は同じだ。もっとも事故に強い車と言われていたものが、故障も治すことが出来ない車だと分かって廃車を余儀なくされて、自分の車は持っていないからドライブどころではないが、「この人が・・・」の驚きには触発されるものがある。老化にはいろいろな敵があるが、臆病もその一つだと実感する。

閲覧注意・三浦瑠麗氏、オフィス解約・軽井沢別荘売却・・・本格的にお金が無くなってきたか?闇を覗くとき、闇もまたあなたを覗いている。安冨歩東大教授。一月万冊 - YouTube