思わず「危なかったなあ!」と言ってしまったが、ほとんど本心だった。4か月ぶりに漢方薬を取りに来た女性が、来れなかった理由を教えてくれた。
丁度大晦日に高熱が出て医者に行ったらしい。そこでは熱の患者さんは診てくれなくて、発熱外来に行くように言われた。そして発熱外来に連絡したのに、どこも診てくれなかったらしい。そこで4日間高熱に耐えていたと言うが、その熱がなんと40度出ていたそうだ。彼女はご両親が亡くなって一人で暮らしているから、どんなに心細かっただろうと思う。
正月が明けて病院で診てもらえたのだが、当然肺炎だった。幸い若いから命を失うようなことはなかったが、一歩間違っていればそれもありえたと思う。
結局、コロナウイルスも検出されずに、あれは何だったのだろうと言う迷宮入りのままだが、それにしても医療機関の情けないこと。たかがコロナで、熱がある人を診ることが出来ないのだから。僕が作っている風邪薬3号とある栄養剤で治っていただいた方が結構いるレベルなのに、どうしてプロフェッショナルなお医者さんが診てあげれないのだろう。
もし、あのまま命を落としていていても、だれも責任を問われずに闇に葬られていただろう。国に追随して、ワクチンを妄信し、治療は今まで見向きもしなかった漢方薬を使ったりする。気骨のあるお医者さんはほんの一握りだと再認識した。上に弱く下に強いのは医者も同じだ。