我田引水

 来た~、また来た~岡山県ナンバーワン。
 今回は名誉な事。ただしその名誉が幸か不幸かはわからない。それこそ人による。
女性の寿命が岡山県が全国一になった。これ偏にヤマト薬局のおかげ・・・でも何でもない。岡山県が温暖なところにあり、災害が少なく、心身共に傷めつけられにくいのだろうと僕は推測するが、それでは健康増進を図ってきた行政としたら心外だろう。栄養委員などを始めとする啓蒙の努力が実ったとマスコミでは評価されていた。
 厳しい気候の中で暮らしている方々に比べれば、塩で血圧を高くして頑張る必要もないし、タバコで一服する必要があるほど労働も過酷ではない。遺伝子を傷つけるほど紫外線に暴露されることもないし、どこにいても人は溢れないし交通渋滞もない。
 滅茶苦茶大金持ちもいないから、自分の経済を嘆いて、投げやりになることも少ない。田んぼも畑も果樹園も海もあるから、バランスよく地のものが食べられる。関西に近いから、程よい冗談が飛び交い、精神の緊張がゆるむ。
 皆さんそれぞれの町で一番暮らしやすいから長く住んでいるので、上記の理由はすべて我田引水。とってつけたような解説。でもこうして書き出してみてつくづく思った。「牛窓に帰って来てよかった。あのまま都会で就職していたら、もうとっくに僕は千の風になっていただろう」

超訳 You raise me up(Martin Harkens) - YouTube