排除

 驚異の生命力。息子の嫁は懸命にサプリで摂っているのに、義父は毎日の食事で摂っている。嫁は毎日「疲れた」が口癖だが、義父は89歳にして毎日漁に出ている。嫁は大病ができるほど体力はないが、義父はもう5回もがんの手術をしている。嫁は苦手で滅多に口にしないが、義父は朝から晩まで魚を食べている。嫁は青魚で蕁麻疹が出るが、義父はアジ 鯖 さんま、青魚専門。
 飽き性の僕が、こんなにも長い歳月、よくもこの仕事を続けられてきたと思うが、恐らくこうした人間模様を毎日のように見せられて、感動を与えられ続けたからだろう。毎日が短編映画を見ているようだ。いやいや時に何十年のお付き合いの人もいるから長編映画も混ざっている。
 何度も書くが、第一次産業の方々が多くいてくれるおかげで、食べさせてもらう有り難さがよくわかる。ところがそうした職業の人に限って肉体を酷使するから、傷むのが早い。紫外線に暴露され遺伝子は傷つき、重いものを持つから筋骨は変形する。その代償が人もうらやむ高給ならまだいいが、そこそこ、或いは労働の対価としては低すぎることが多い。絶対に必要な職業のはずなのに企業ほど国の手は差し伸べられない。生かさず殺さず、江戸時代さながらの悪政の犠牲者だ。
 無くてもいい企業で働いている人たちを農地や海に振り向けたらどうだ。外国人なんか必要ない。多くの報酬で自然を守りながら恵みを頂く。不自然の排除だ。人も政治も。

 

大阪パンデミック!維新の無知が産んだコロナ人災。その元凶は尾身茂等の専門家集団だ。吉村知事や松井市長、橋下徹に勤勉さがあればこの状況は回避できた!元朝日新聞・ジャーナリスト佐藤章さん - YouTube