〇〇さん、読んでください。
いつものように葉書でお礼を言おうと思ったのですが、昨日の今日なので、なんとなく多度津のことも書いてみたかったので、ブログに便乗しました。時々ブログを読んでいただいているみたいなので、目にとめていただければありがたいです。
先日は心遣いありがとうございました。
頂くたびに、時間が加速度を付けて迫ってくるように感じます。いつ通り越してい
くのかなとふと思ったりします。
人は口には出さないですが、こうした不安や、覚悟などをもって生きている、生き
てきたのでしょうね。過去、無限の数の人類が等しく経験したのでしょう。ピラミッ
ドの下の人々も、江戸城で暮らした人々も、ヨーロッパのお城の中で過ごした人々
も、マルクスもアインシュタインもベートーベンとも。この点だけが共通するところ
が庶民の悲哀ですが。
水路に沿ってほんの少々下ると、造船所の巨大なクレーンがいくつも並んでいて、
タンカーが修理されていました。港では、どこの航路のものかわかりませんが、小型
のフェリーと高速船が桟橋につながれていて、どう見ても利用者は少ないだろうに、
なぜか輝きを放っているのです。
初めて訪れた町、前もって調べても何もない町のはずなのに、コンサート前の１時
間余りを、心地よく過ごすことが出来ました。香川県の人口密度の低さが、僕には性
が合っているみたいです。がむしゃらに働いてきたことなど、太鼓打ちの奏でる音に
ははるか及ばないような気がしました。芸術はやはり素晴らしいです。
シンフォニーホールなどももう十分コンサートが再開されていますね。貪欲に楽し
んでくださいね。
大和
