不都合

高校3年生の君へ

はい、すべて心が作っている不都合です。
「青春は夢多きバラ色の世代」そんな夢みたいな時間ではありません。
純粋をまだ心の中にいくらかは残し、不順の大人の心に占領され始めるころです。
そのアンバランスな時期に、多くの心や体調の不都合を抱えるのは避けて通れない関所みたいなものです。
どの程度でそれぞれが手を打つかは分かりませんが、
そこそこで妥協して、今の被害を防ぐことも一つの手です。
むきにならずに、青春とはこんなに空しいものなのかと理解するのも一つの生き方です。
逆にそれに果敢に向き合って挑むのも一つの手です。
どちらがあなたに向いているのか分かりませんが、どちらにせよ、人生は思うようにはいかなくて、
思わぬ方にばかり流されるものと理解してください。
だからこそ面白いのです。何でも「思いのまま」ではつまらないですから。
青春のスリルを味わうあなたを眺めているもう一人のあなたを作ってください。
ヤマト薬局