裏目

 裏目の反対は表目?裏目ばかりの人生で、ひょっとしたら今回は表目?
と言うのは、コロナの影響で事業をしている人たちに経済的な危機が迫っているらしいのだが、そうした人達が欲しいのは現金なんだそうだ。ペイペイとかなんとか現金以外で支払いをするのを国もその種の企業も小売店に勧めていたが、この期に及んで小売店は現金で支払てってくれることを望んでいるらしい。と言うのは、ああいったものは商品を販売してから随分と日にちがかかってから入金されるらしい。その間に支払いが発生するとお金がないものだから支払うことができなくて、倒産や廃業を余儀なくされる可能性があるらしい。
 我が家は運よく娘たちがキャッシュレスに消極的だったため、機械音痴の僕も従来通りの現金オンリーのスタイルを通すことができた。もしカード?などを取り入れていたら、会計はできなくなっていたところだ。今でもレジ打ちで戸惑っているのに、到底無理だ。おまけに会社に手数料をかなりの割合でとられるのだから、バカらしくてやっておれない。人が懸命に処方を考え、薬を作っているのに、その上前をパソコンの前に一日中腰かけているだけで稼げる人間にはねられたくない。漁業でも農業でも、漁師や百姓よりも流通業者や小売店のほうが利益を取る。体を道具のようにして稼ぐ人たちより、右から左に横流しするだけでけで稼げる人たちのほうが利益を多くとるのは僕の性には合わない。同じ臭いがキャッシュレスにもする。
 コロナがあぶりだす事象を注意深く観察し、せめて多くを学ぶ機会にしなければ、何ら得るところがない捨てたような日々になってしまう。