放蕩

 抗生物質(抗菌薬)の効かない「薬剤耐性菌」によって2017年に国内で8千人以上が死亡したとの推計を、国立国際医療研究センター病院(東京)などの研究チームが5日まとめた。耐性菌の死者数を全国規模で調べた研究は初めて。代表的な2種の耐性菌を調査した。
耐性菌は抗菌薬を正しく使っても発生するが、使い過ぎによって生まれやすくなり、拡大が加速される。近年、耐性菌による死者の世界的増加が指摘されていた。日本でも深刻な影響を及ぼしていることが明らかになり、抗菌薬の適正使用など対策の徹底が求められそうだ。
 ある県で調べたデータだが、風邪で医療機関を受診した患者に抗生物質(抗菌薬)が処方された割合は31.0%だった。多くの風邪に抗菌薬は効果がなく、抗菌薬が効きにくい「薬剤耐性菌」が発生する恐れがあることから、政府も抗菌薬の使用を減らすよう啓発している。抗菌薬の適正使用について、県薬剤師会は「耐性菌の発生を抑え、患者にとっても薬代を減らせるという長所がある」と指摘する。

 交通事故の死亡者の倍以上の方が薬剤耐性菌で亡くなっているとは驚きだ。僕が牛窓に帰ってきた40年前から風邪に抗生物質は必要ないと一部で言われていたが、それは主流ではなかった。患者さんのためを思い投薬し続けた結果が、この有様だ。だから医療がいつも正しいことなどないのだ。必ずしも少数の意見が間違っていることもないのだ。意図せず救えない人がこんなにでているのだから、お医者さんも毅然として患者に接すればいいのだ。いらないものはいらない。無い所から取るな、ある所から取れ!山本太郎の言葉が耳についてすぐこうして出てくるが、お医者さんも彼のように毅然としていればいいのだ。ただし、お医者さんも疫人と同じで、診療報酬ほしさに汚部の方ばかり向く人が多いのも事実。薬剤師会も然り。立場の弱い患者さんのためを思う職業なのに、目が向くのは金を分けてくれる痔見ん党。話を戻します!又山本太郎の口癖を引用して抗生物質の話になるが、天下の宝刀はここ一番で抜くから天下の宝刀なのだ。金のために抜いたら天下の放蕩になる。