甘党

 砂糖入り飲料の消費は、全がんおよび乳がんのリスクを増加させ、100%果物ジュースも全がんのリスクと関連することが、フランス・パリ第13大学のEloi Chazelas氏らの調査で明らかとなった。砂糖入り飲料の消費は最近10年で世界的に増加しているという。砂糖入り飲料と肥満リスクには明確な関連が認められ、肥満は多くのがんの強力なリスク因子とされる。

 甘党の僕には好ましくない情報ばかりが出てくるが、これらを読んで、では甘いものを控えようとは思わない。何とか抜け道を探すが、その抜け道が正しいのかどうかは、将来の自分が証明するしかないから、いわば危ない道だ。残された時間があまりにも短いから、「思いっきり食べておけばよかった」と後悔どころか居直ってしまいそうな自分がいる。
 最近思うことがある。人生でどこにピークを持っていくのが幸せなのだろうかと。体力が充実した青年期か、体力的には少し落ちてくるが気力知力が充実した壮年期か、経済的にも余裕があり時間も自由に使える老年期か?才能や環境に恵まれた人たちはそれぞれのピークが必然でやってくるが、僕ら凡人にも、せめてどこかにピークらしきがあってもいい。「あの頃はよかったと言える時期があってもいい。