ごめん

 薬剤師の仕事がそんなにしんどいとは思えないが、実は最近の僕は本当にしんどい。理由は分からない。これが年齢と言うものだろうかと、自分で納得できるものを探しているが、毎日が未知の領域だからなかなか答えは出てこない。しかし、少なくとも数ヶ月前まではこんなにしんどくはなかった。メールをチェックし返事を書き、薬を作るだけだ。実際に薬局に来てくれる人とは腰掛けたまま応対するから、そんなにしんどいはずがない。何に疲れているのだろう。休日には必ずどこかへ出かけているのが、このしんどさの原因だろうか。だとしたら閉じこもってひたすら体力の温存を図ればいいのだろうか。心を解放することもなく、体力はつくものなのだろうか。
 昨夜初めて意図的にブログを書くのを止めた。恐らくブログを始めてから初めてのことだ。あの時間に文章を書く体力がなかった。その前に夕食を食べることすら出来なかった。口元まで肉を運んだが一口も食べれずにやっとの思いでフトンまで行き眠った。寝ていても悪寒と熱感が交互に襲ってきて、自律神経の乱れが激しいことに気がついた。朝起きれたが、仕事中に倒れそうになり、15分くらい2階に上がって横にならせて貰った。その後思いつくままに薬を飲みまくって1日何とか持ったが、心細い。いっそのこと倒れれば今の仕事から解放されるのかと思ったりした。
 漢方薬は体力よりも年齢で習熟度が上がり、又近隣の薬局が廃業を重ねるから、遠方から漢方薬を求めてやってくる人が増えた。過疎の町で薬局を開いているが、漢方の世界では過疎地ではないらしい。家族が心配して夜間の電話はかからないようにしてくれた。今までの当たり前が当たり前でなくなった。ブログも今日心配してくれたある方から電話がかかり、毎日書くと決める必要はないといってくれた。僕はその助言に従おうと思う。もう潔癖で生きていく体力は持ち合わせていないことを知らされたから。ブログにこのことを告知したらいいのではないですかと言う助言に従って、今日この文章を書かせていただいた。ごめん。