満足感

 昨日に引き続き、正解3まであった。予期せぬことでこれ以上の正解はない。3日に訪ねるのをやめて今日訪れたのが大正解だった。
 香川県内から集まった24団体の獅子舞が歩行者天国で同時に舞うのだから壮観だ。別々にやってくれたら一つずつをつぶさに見れるから理解度は上がるが、24団体が順番にやられたら、朝が来そうだ。そうしてみるとよく考えられている。
 1時間くらい堪能した後は、アイドルの歌だったから、さすがにそれは聴けないので、かの国の女性二人を促して丸亀城天守閣を目指した。ところが門を入ったところで、着物を500円で着せてあげるという看板を見つけた。何かの間違いかと思って確かめると500円だという。市の後援があるからその値段だと説明されたので納得した。これにはかの国の女性はとても喜んでくれ、唯でさえ写真とりまくりなのに、とんでもない時間を要して天守閣に登り又降りてきた。ただこのとんでもない撮りまくりが効を奏して、案内のポスターには載っていなかった和太鼓のコンサートがあることを知った。丁度城から広場に降りたときに太鼓の、コンサートの準備がすもうとしていた。何故皆さん知っていたのか分からないが、広場には沢山の人が集まっていた。メンバーはそうそうたると言うか香川県だから当然といえば当然だが、僕の大好きなチームを厳選してくれたようなものだった。善通寺龍神太鼓 和太鼓集団響屋(おとや) 夢幻の会 志多らだからお金を払ってでも聴きたいレベルだ。それが無料で聴けるのだから有り難い。
 僕自身も楽しめたが、来日して間もないかの国の女性二人も好みがあったのかとても熱心に聴いていた。天守閣を背景に着物を来て和太鼓を聴く。これ以上日本を味わえる環境はそんなにはないだろう。「何かいいことをして上げている」そんな満足感に支えられた春の一日だった。