老化

 ・・・・でも最近、自分が年を取っていくことへの不安のようなものを感じることもあるので、その延長 かもしれません。・・・ 〇〇

 今朝病院で身長を測ったら、2cm縮んでいました。すごいですね、老化は着実に進行しています。最早止めようがありません。静かに受け入れなければなりません。それはそうでしょう、見える老化は随分前から進んでいたのに、見えない老化を受け入れたくなくて見なかっただけです。毎朝鏡を見れば疑いようなく、そこには初老の自分が写っています。歯も髪も抜け、皺が増え、しみも一杯あります。まるで老犬のようです。若さをうかがわせるものなど何も残っていません。歳相応に醜くなっています。  おまけに一番目をつむっていたかった内臓は、かなり傷んでいるみたいで、ずっと10年くらいかかりきりになっていた、骨格系のトラブルにばかり目が行って、内臓に関しては根拠のない自信と、検査の不快さから無関心を装っていました。今回やっと重い腰を上げて内視鏡検査をしてもらったのですが、想像通りの劣化でもう諦めの境地です。僕のカレンダーに病院通いの日が埋まっています。  人生でおよそ経験したことがないような日々をこの1週間送ってきました。天寿を全うした母と同時進行でした。ただ、僕は病院の検査を重ねることで母のような長寿人生を望んでいるのではないのです。内臓は強くても喜怒哀楽をなくした人の生き様を数年間傍でつぶさに見てきました。何となく検査をしたら劣化が進行していたというだけです。  長生きしたら僕は何を得るのだろう、長生きしなければ僕は何を失うのだろう、この1週間そんな疑問が頭をよぎり続けています。そして今のところ、特別得る物も失う物もないというところで落ち着いているのです。

ヤマト薬局