苦痛

 アホノミクスとカルタが抱き合っている写真を見た。気持ち悪い。嘔吐しそうだ。よほど気が合うのだろう。普通の人間なら「こいつとだけは同じように見られたくない」と思うだろう。どっこいこの二人はお互いそうは思わないらしい。何十時間一緒にいても、何回食事を一緒にしても苦痛ではなかったのだから。そんな光景を見せられた普通の人間はどれだけ苦痛だっただろう。  片や戦争犯罪人の孫、片や成金。どうしてこんな人間にそれぞれの国民がこびへつらわなければならないのだ。アメリカ人なんぞたいしたことがないと世界に露呈した。日本人もたいしたことがないと世界に露呈した。  日本人は正しいことは正しいと主張し、強い人間には抵抗し、弱い人間を助ける、そん潔さ(いさぎよさ)はもうなくなったのか。武士は食わねど高楊枝は今は昔か。美しい国を標榜しているのは、自分達が都合の良い美しい国で、貧乏人が自分達に頭を下げ従順でい続ける美しい国だ。道徳とやらで潔癖さを貧乏人に強制し、自分たちはやりたい放題。あいつ等に美しい国など作らせてはいけない。庶民には鬱苦しい国だ。