直立不動

 ニュースを見ていて思わず噴出すなんてことは滅多にあることではない。ところがそれこそ反射的に噴出していた。世の中には面白いことを思いつく人間がいるものだ。  例の教育勅語を唱えさせる幼稚園のニュースを見ていたときだ。質問に立った山本太郎参議院が、アホノミクスに向かって「アッキード事件」と言ったのだ。アホノミクスの嫁さんが幼稚園を見学に行って、子供達が唱えるのに感動して涙を流したというのだ。アホノミクスの答えが「限度を越えている」だから、もう1度噴出させてもらった。幼少のみぎりから取り巻きに守られ続けたおかげで、攻める(責める)のはめっぽう強いが、守るのはめっぽう弱い。すぐお腹が痛くなる。限度を超えているのは自分だろう。日本人の多くが望みもしない時代、おじいちゃんが無念の時代に帰したいのだろうが、それこそ限度を越えている。国民の4人に1人しか投票しなかった政党ごときが国のあり方を変える権利など、4人に3人は与えていない。自分のやっている事こそが限度を越えている。  それにしても日本の役人と言うのは後進国レベルだ。政治屋の尻拭きもはなはだしい。よくもプライドが許すなと哀れになってくる。その分庶民にえらそうに当たって何とか精神のバランスを保っているのだろう。あれだけ勉強して高級官僚になったのに、あほの政治屋の太鼓もちになるのだから、世の父兄も考えたほうがいい。頭の良い子はもっと違う道に進めさせるべきだ。我が家で同居しているかの国の二人が母国の腐った政治屋や役人のことを話すが、聞いていて日本となんら変わりない。美しい日本を目指していると言うアホノミクスは、自分にとって美しい国で、それは庶民があの幼稚園児のように直立不動で自分をたたえてくれることか。今の状態を放置したら、北の将軍様と同じ事をし始める。迂闊に空港でチケットなど買えない時代になる。