外国人

 別に意図してその時間に食事に上がっているのではないが、このところ食事時間に民放の「朝鮮ガンマン」と言う番組によく出くわす。いつから始まった番組か分からないが、数回見たらだんだん楽しみになってきた。物語りもなんとなく理解できるようになった。もっとも韓国のドラマは、はっきり敵が存在し、最初はやられっぱなしなのだが次第にやっつけると言う、恐怖のワンパターンだから、ストーリーの展開が分かりやすい。だから物語の最初を見ていなくても、悪人が誰で、正義が誰でと分かってきた。次第に興味がわいて、嘗て冬のソナタ以来、日曜夜の韓国ドラマをこよなく愛した僕としては、有難い限りだ。どうした理由でNHKが韓国のドラマを放送しなくなったのか知らないが、まさか韓国蔑視の勢力に組したわけではないだろう。  まあ、それにしても出るわ出るわ、整形美男美女が。昔から韓国の人は田舎にもいたからだいたい顔がどんな風かはよく分かる。ドラマに出てくるような人は見たことがない。今でもその他大勢で出てくる人達は整形していないから、如何に主役級がいびつかよくわかる。日本人でもある年齢に達した俳優達の多くが整形していると聞くが、彼らは若い。一番きれいな頃を造形美でごまかす必要はない。異国の人間にとっては、ありのままを見たり聞いたり触れたりしたいものだ。日本もどきや白人もどきを見たくはない。ありのままで、あの面白いドラマを作ってくれたらいいのに・・・と思うのは外国人だからだろうか。