働き蜂

 もともと能力が無いのか、原発犯罪から目をそらせるための考え抜かれた策略かどうか分からないが、民放はいつものようにくだらない奴等がくだらない番組をやっている。原発犯罪者とグルだから当然と言えば当然だが。見るに耐えられないからNHKにチャンネルを変えると、若い女性アナウンサーが福島から中継していた。彼女の被爆はどうなるのだろうと心配しながら見ていると、声を上げない被害者が登場して、見るに忍びない。頑張っているのはよくわかるが、頑張れないのはよくわかるが、償いきれない罪を犯した犯罪者達は、それまでと同じように富と権力に守られて生活し、被害者が何処までも救われない境遇で不満を口にすることすら、いや数え切れない糾弾の声は上がっていると思うが、ためらっているように見える。まるで何もなかったかのようにのうのうと暮らしているやつら、あれだけの犯罪を犯して誰一人死刑にならない奴等をなぜ許すことが出来るのか僕には分からない。彼らの資産を没収して、被害者達に配るべきだろう。(あっ、没収する側も仲間だった)  何十万人の避難者、何百万人の被爆者を作って、罪に問われないなら何をやってもいい。手に入れるべきは善良ではなく悪意に満ちた権力と言うことになる。庶民は本当は守られてなんかいないことを知るべきだ。物言わぬ働き蟻で生涯を終えることを強いられているだけだ。それに気がつかずに、守られているなんて勘違いしている人たちの道連れはごめんだ。