徳俵

パソコンを変えてから返信が届かないことで悩んでいるが、最近は機種の問題ではなく相談してくれた方がパソコンからの着信を拒否していることが多いことを知って、若干「返信が届いていないかもしれない病」から解放されてきたが、それでも相談メールが僕のところに届いていなかったと言うのは初めての経験だ。ひょっとしたら、迷惑メールと一緒に削除してしまったのかもしれないと、新たな緊張の種が生まれた。ただ今回そのような経験をしたが、送り主が不審に思い電話をくれたので、メールが届いてないことを知ることができたし、何よりも電話で直接相談を受けることができた。そして彼女が、電話のほうが圧倒的に情報を多く伝えることが出来てよかったと評価してくれたことはうれしかったし、この経験を僕の返信が届かない(僕は何度も何度も返信しているのだが)まだ見ぬ人に伝えたい。(最初の相談から住所を入れておいてくれたら郵便でも接触できるのだが) 一度電話で話したことがある人はご存知だが、自分で言うのはなんだが、僕はおそらく話しづらい人間ではないと思う。顔は水も滴らないし、きりりとしまらないし、紅顔でもないし、知性は枯れているし、言葉は訛るし、およそ薬剤師からぬおじさんだ。ただ一つだけ皆さんにとって役に立つものがあるとすれば、青春時代を同根のトラブルで自滅し無駄に過ごしてきたってことだけだ。いわば共通の土俵に立てることだけだ。もしあのことさえなければ、周りの大人に相談して対処していたらと、後悔ばかり・・・・ではないが、もしあのことさえなければ今頃は銀幕で渋い演技を見せていただろう。  特に過敏性腸症候群で悩んでいる皆さん、理不尽なことで青春や人生を無駄にしないで。悩んでいる間に世の中がそれこそ理不尽な人たちで支配されようとしている。気をつけないと病弱な人など非国民とののしられる時代が来てしまう。自由は今まさに徳俵の上で、やっと踏ん張っている。