お手付き

 僕が粗暴だからか?教養がないからか?田舎者だからか?耳に付いた。結構付いた。
 「お手続き」、漢字で書けばこうだが、見た目にも何だか不自然だが、これが犬あっち行けいの視聴者向けの案内で何度も繰り返されたから、さすがに耳に付いた。そしてその違和感ゆえに、又、相手が犬あっち行けい故に僕が無教養なのかと心配になった。
 調べる術もないから、自身の培った五感に頼るしかないが、手続きに「お」を付けるのは聞いていて誠に不自然だ。聞くに従ってではなく、一発目から違和感があった。 僕の常識だったら「お」は付けない。そもそも丁寧語が苦手な僕が言う資格はないかもしれないが。五感が拒否する。
 圧倒的な権威の差がある僕が、犬あっち行けいにたてついても仕方ないが、あまりにも丁寧な言い回し、即ち馬鹿丁寧な言葉は、牛窓では使えない。特にヤマト薬局の中では使えない。ただでさえ、陰とか陽とか虚とか実とかの専門用語で煙に巻かれてうんざりしている人達が来てくれる薬局だから、アサヒドライビールでいい。
 今日のアナウンサーは、お手続きではなくお手付きだ。

斎藤元彦知事の心の闇を探る。姿見を職員に持たせるナルシスト。現場視察でヘルメットを被らない。彼の自己愛はなぜ暴走するのか?安冨歩東京大学名誉教授。一月万冊 - YouTube