福山バラ祭り

 思えば初めてかもしれない。何度「リー、リー」と言われたことか。今日はその不快な体験を逆手にとって、如何にも偶然を装った。
 福山駅に10時ちょっと過ぎに着く時間の電車を選んでいた。と言うのは駅前で大道芸が始まるのが、10時半だったので、偶然を装うことが出来るピンポイントの時間帯なのだ。途中からだと理解が追い付かないし、早すぎると、そこに留まる意味がない。4人ともバラを見たくて見たくて仕方ないのだから。
 過去何度もバラ祭りに連れてきたが、ほとんどのベトナム人が、腰を据えて見るほど興味を示さなかった。だから途中で「リー(行こう)リー(行こう)」を繰り返。す。僕はバラでなく、大道芸が目的だと言っているが、そんなのお構いなしだった。
 ところが今日の4人は違った。かぶりつきの場所を取ったり、拍手や歓声も自然にでていた。駅前の大道芸が終わると、バラ公園に向かって移動するのだが、天満屋百貨店の前で次を見ることが出来る。そこでも大うけで、途中の商店街の中と、中央公園でもノーカットで見た。計、4つのパフォーマンスを最初から最後まで見れたのは初めての快挙だ。僕が引き留めているのではなく、彼女たちが楽しんだのだ。「おもしろい、おもしろい」と何度も口に出した。
 福山の大道芸はこの辺りでは質が高いと思う。大都会のそれは知らないから比較はできないが、少なくとも、高松の大道芸や、丸亀城まつりの大道芸より遥かに人気者を集めている。正直質が違う。何でも上質のものに振れたいものだが、今日の福山は、ますます見直した感があった。
 一昨日漢方問屋の専務に頂いたスマホを持って行って、初めて動画で撮った。これをインスタグラムにはり付けられれば最高なのだが、今はその気力もない。やる前から出来ないような気がする。せっかくの気分転換も、「苦手」に帳消しにされる。

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