福山

 福山はバラだらけ。福山はベトナム人だらけ。
 何年もバラ祭りにベトナム人を連れて行っているが、バラの充実振りには目を見張るが、バラだらけで、そんなに花に興味がない僕にはいささか食傷気味だ。もっとも花大好き人間のベトナム人は歓声を上げるくらいだから、かなり壮観な光景なのだろう。連れて来てよかったと勿論毎年思うから福山市に感謝しなければならない。
 ただしバラの充実以上に、ベトナム人の増殖が目に付く。連れて行ったベトナム人が口々に揶揄するくらい増えているのだから、福山の人たちはいったいどう思っているのだろう。それだけ日本人が集まらない企業が多いと言うことなのだろうが、それで市民はいいのだろうか。何度も言うが、ベトナム人でも恐ろしいような人間が最近は日本に来ていると言うのだから、社会の劣化は必ず進行する。欧州の二の舞にならないうちに、優秀な人にだけ来て貰うようにしなければ、いずれ分断社会になるだろう。
 汚部は例の金持ちしか知らない人間だから、末端の企業でどのような人間を採用しているかなど興味もないだろう。実際にはドイツにも引けを取らない移民社会を作り上げているのに、今まで支持した人たちをも裏切っていることにならないのか。寛容な人間に囲まれているものだとうらやましくなる。だから保身だけで生きていけるのだろう。およそ誰にも守ってもらえそうにない人間が支持しているのだから、今の政権は安泰だ。大金持ちのお友達政権が貧乏人の票をもらえる不思議。まるでアメリカのカルタと同じ構図だ。
 今日の収穫。バラしか頭にないベトナム人をやっと大道芸にも関心を持たせることができた。今まで「リーリー(行こう、行こう)を連発していたのに、今日は座り込んで見ていた。きっとこの冬は、ベートーベンと言う言葉を出すと「眠い」と即座に拒否する彼女たちに「ブラボー」を口にさせたい。