政府

 香港の民主活動家周庭さんが実刑判決を下された瞬間、涙を流したらしい。当たり前だろう、これから10か月刑務所に入れられるのだから。何も悪いことをせず、ただひたすら自由を求めてマイクを握っていただけなのに、今の権力を維持して自分たちの富を失いたくないやつら、これすなわち「政府」に単に捕まっただけだ。自分たちの欲望を永遠にと思っているやつらの邪魔をしたから隔離されただけだ。どこの国も同じだ。今一番うまい汁を吸っているやつらが「政府」と言うもので、邪魔をする人間は、警察や軍隊と言うものを使って排除する。警察や軍隊はもともと貧乏人が就く職業だから、給料さえもらえれば犬のように従う。番犬に噛まれるのが、時の「反対者」たちなのだ。正義などは、欲望の集団の前には無力だ。圧倒的な不満分子たちが、欲望集団を取り囲むことができて初めて戦いの場ができる。圧倒的多数が、貧乏や不自由を強要されなければ、抵抗運動には発展しない。かつてとは違い、貧乏がすなわち無力の源泉であることを発見した欲望集団には都合の良い時代が来たものだ。
https://www.youtube.com/watch?v=0YThfqHcyVs