断罪

 昨夜、教育テレビの番組を途中から見始めた、白人の先生らしき人物が、学生を前に講義していた。この番組を毎週意識して待ち望んでいるわけではないが、何故か見始めるとなかなかチャンネルを変えるのは難しい。興味深いテーマを取り上げている事が多く、つい見続けてしまう。昨夜のタイトルは、画面の右上にずっと表示され続けていた「サイコパス」というものだった。僕はその単語を知らない。サイコロパスなら、博打かすごろくを想像できるのだが、そうでもない。柴胡パスなら煎じ薬に柴胡を入れないという意味でよくわかるのだが。  なんとなく分かり始めたのは、歴史上の人物をサイコパスの上位から下位に並べた図を見てからだ。筆頭はヘンリー8世?で近親者を、妻ですら疑って殺した人間らしくて、2番目がヒトラーだったからだ。こうなればサイコパスなるものが何か知らないことは許されない。そしてインターネットで調べてみると

サイコパスは異常であるが病気(いわゆる精神病)ではなく、ほとんどの人々が通常の社会生活を営んでいる。そのため、現在では精神異常という位置づけではなく、パーソナリティ障害とされている。そのため、日本では反社会性パーソナリティ障害と名称されている。 エミール・クレペリン[4]によるとサイコパスのひとつに「空想虚言者」という類型がある。 1.【想像力が異常に旺盛で、空想を現実よりも優先する】 一見才能があり博学で、地理・歴史・技術・医学など、何くれとなく通じていて話題が豊富であるが、よく調べるとその知識は他人の話からの寄せ集めである。 2.【弁舌が淀みなく、当意即妙の応答がうまい】 難解な外来語や人を驚かす言説を好んでなす。 3.【人の心を操り、人気を集め、注目を浴びることに長けている】 自己中心の空想に陶酔して、他人の批判を許さない。自ら嘘をついて、いつのまにかその嘘を自分でも信じ込んでしまうのである。

 と記してあった。いるいるこんな奴。正にサイコパスそのものがいる。テレビに一瞬でも顔が映し出されると、早打ちマックでチャンネルを変えてしまわないと耐えれない奴がいる。髭を生やせば東洋人なのにヒトラーそっくりな奴がいる。今日本はこんな奴を掃除大臣と呼んでいる。いずれ断罪される日が来ると信じている。