淘汰

サギが22羽。サギ集団のアホノミクス達を見たのではない。新鮮な空気の中を悠然と飛来してきた大きな鳥の集団に、目を見張って思わず数えてみたのだ。確かに、陸上で目撃されるようになった鹿や猪のように空も変わったと感じていたが、この大きさの鳥達の群れは見たことがない。滑空しながら体育館の屋根や、野球ネットのポールの上に降り立つ姿は美しい。小さな鳥がせわしなく羽ばたいて飛ぶのとは対照的で、大きな羽が上昇気流を上手くつかんでいるのだろう。なにやらハングライダーで降りてくる姿を想像した。  以前にも書いたが、陸も空も他の動物達に返せばいい。人間が盗り過ぎた。淘汰の摂理を食い止めた人間が増殖しすぎだ。そのおかげで悪がはびこりすぎだろう。戦争犯罪で本来処刑されるべきだった奴ら(政治家や役人)が生き残り、のうのうと白人の手先になり、それでいい目をしている。よほどおめでたいこの国の人間は今だ、そいつらの手下でしかない。鹿や猪が行き来する風景のほうがよほど道徳的だ。爆買いにへこへこする姿が「おもてなし」金をくれれば「おもてなし」政治屋は「表無し」田舎のオバチャンたちの本当のおもてなしを見せてやりたい。