なんとなく最近夜の散歩の時、気になっていたものがある。それは半端なく大きくて輝く星だ。大きいといってどのくらい大きいかと言うと、偶然傍にある星の、4倍から5倍くらいあるように見える。そして明るく輝き続けている。  昨日の夜、丁度8時頃、モコに求められて隣の駐車場に出た。昨夜は星空でなく、月と数個の星しか見えなかったが、西の山の上に、対の星があって、右側の星が一際大きくて輝いていた。それを星と認識するまでにかなりの時間がかかった。僕は何か人工的なものだと最初勘違いした。隣の星とあまりにも違うから、星とは思えなかった。最初は飛行物体のように思えたが、後のほうではもう少し想像力を働かせてしまった。そして最後には、冷静になって、何か大きな星と周りを回る惑星かと思った。  この現象の真実を知らない手はないと思い、モコを促して家に入り、すぐにインターネットで調べた。キーワードを「西の空、明るい・・・」と入れようとしたら、すぐにヒットした。西の空に明るい星と言うタイトルでいっぱい出てきた。と言うことは多くの人が、あの巨大な星を見て驚いているのだ。そして右側の巨大な星が金星、その左で小さく見えるのが木星だと知った。どちらも有名な星だからこんなに大きさが違うことに驚いた。  時に流星群とかが話題になるが、それらに興味を持ったことはない。だからあえて眺めようとしたこともない。昨夜は全く偶然から見つけたもので、それだから驚き好奇心も刺激された。何か天変地異でも起こるのか、何か良いことが起こるのか、天が何かに怒っているのか、そんな非科学的なことを髣髴させる巨大な星だった。