睡魔

 目が覚めてから布団の中でまどろむようなことは学生時代までで、牛窓に帰ってからはすぐに布団から出る。浪人時代を含めて6年間(当時薬科大学は4年生だった)怠惰に過ごした罪滅ぼしみたいなところもあるが、本来の自分は、牛窓に帰ってからの方だろう。  このところ夜が明けるのが早いので、自ずと布団から出るのが早い。最近は5時前には起きて、新聞を読み、駐車場の片づけをしたり、倉庫の片づけをしたりで、仕事を始める8時半を待つ。と言うことは、仕事前までに既に3時間以上動いていることになる。全開とは言わないが、半開以上だと思う。そのせいで、夜睡魔が襲ってくるのがすこぶる早い。遅い時間にブログを書く事が困難になった。頭までがしどろもどろになってしまう。早寝早起きもここまで来ると健康的と言うより、歳のせいになってしまう。5時過ぎに駐車場の草を抜いたり、枯葉を集めたりするが、同じような早起きの方と顔なじみになる。どう見ても僕より歳が上の人ばかりだが。  今午後9時。さっきからあくびの連発だ。まるで小学生のように9時になると睡魔が襲ってくる。なかなかの上質の睡魔だ。上質と言えるようなものが他に何もないから、これだけは手放したくない。