車輪

 なかなか手ごわかったが、ほぼ心療内科の薬とはバイバイ出来ていた・・・・と思っていたら、急に悪化したらしい。最初相談を受けたときほど状態は悪くはないが、2年ほどかなり快適に過ごしてもらっていたからショックだったのだろう。完治ではなかったから再発と言う言葉は用いられない。ゴールに手が届かなかっただけでスタートの位置よりはぐんとゴールに近いから、再挑戦すれば又ゴールに近くなる。案の定、今回は3け月くらいで再不調に陥った辺りまで戻して、仕事も趣味も復活できている。  成人病の薬は原因が加齢だから止めることは難しい。一方、心療内科の薬は本来は症状が治まれば止めれるものなのだろうが、実はなかなかやめることは困難だ。下手をしたら増える方向にしか車輪は回らない。飲めばよほど脳のほうが嬉しいらしくて、体が、いや心が欲してしまうのだろうか。肥満の人は甘いものに対しての欲求を抑えにくくなるらしいが、脳に働く薬も同じようなことを起こすのだろう。漢方薬のハーブ効果との競争だけれど、脳内にまで届く物質を作ってしまった学者や企業の犠牲になっているとしか思えない人の為に、負けるわけにはいかない。