期待

 日本イタリアンの巨星、岡山に降り立つ!!! 〇〇〇 イタリアンファンを自認している人ならば、東京のみならず全国にその名を知らしめ、ファンを獲得していた正真正銘の天才シェフ!!天才、鬼才、求道者‥‥‥この偉大な料理人を形容する言葉は、この〇料理に感動した人の数だけ生まれてきました・・・  大げさなタイトルだから何事かと思って読んでいたら、最近薬局の中でも時々耳にする人物のことだった。オリーブ園の国際交流ビラでイタリア料理のお店を開いていて、それが噂されているのを何度か聞いた。とても美味しくて高いと、田舎町ではあまり聞かれない評価のしようだった。田舎なら、さしずめ安くてい美味しいが褒め言葉だが、高くて美味しいはやはり東京ならではの評価だろうか。  僕とはどうも縁がなさそうだが、娘夫婦は果敢に挑戦したそうだ。なかなか予約も取れなくて、つい最近やっと願いがかなったみたいだ。当日のことを色々教えてくれたが、牛窓の魚や野菜を使っていてくれて、素材のうまみが出ていてとても美味しいと言っていた。「お父さん連れて行ってあげる」と言う言葉はついぞ出なかったが、ちょっとした?贅沢を堪能したみたいだ。  娘が教えてくれたエピソードを一つ。最近のブログで偶然取り上げた「ゲタ」と言う、この辺りでは庶民の魚、僕が刺身にして食べていたのを息子が食べたら、意外や意外、高級な魚の刺身と間違えるほど美味しいと言った魚のくずしをその人が見つけてイタリアンに早速利用していたらしい。プロの手にかかるとこんなに変身するのかと言うくらい斬新な食べ物になっていたらしい。  「窓を開けると隣の家の壁状態の東京生活から、窓を開けると丘の上から瀬戸内海の穏やかな海が広がる景色に変わったその人が、どのような料理を創作するのか、期待している」と料理評論家なら書きそうな環境の変化も楽しんでいるらしい。僕は香りが尾根を駆け下りてくれればいいのにと期待しているのだが。