対策

都会に住んでいたら分からないかもしれないが、郡部に住んでいる人なら同じような感想を持っているかもしれない。 どの地方自治体も恐らく長年の土建偏重行政のせいで台所は火の車だろう。そのあおりを受けているものはあげれば枚挙にいとわないだろうが、道路事情にもその影響が顕著に出ていると思う。僕が気になっているのは道路といっても道路自体ではなく、ガードレールの内側や、ガードレールを越えて生い茂っている草のことだ。ガードレールのこちらに生えている草も、ガードレールを超えて生えている草も、実質道路を狭くしているし、カーブだったら目隠しになって、対向して歩いてくる人間を跳ねてしまいそうだ。  今日、牛窓町を初めとする瀬戸内市、それと岡山市玉野市、昨日は備前市と計4つの市を車で走ったが、中心部を抜けて郊外と思しきところになると、前述の草で狭くなった道路があちこちで見受けられた。そのつど歩行者にはかなりの気を使った。  これらは以前なら茂る前に手入れされていた。向こうからやってくる人間が見えなくなるほど生い茂げらさなかった。そう言えば草刈の作業をしている光景をほとんど見ることがなくなった。以前なら、気の毒になるくらいの炎天下で草を刈っている光景をしばしば目撃した。要はそれらの経費を節約しているってことだろう。仮に予算をつける人間が僕と同じような体験をしてなお倹約するなら、交通事故に加担することになる。事故が起こってからでは遅い。  僕のつたないブログを、その分野を専門としている人が読んでくれないかなあ。そして何らかの対策を打ってくれないかなあ。僕ら素人の憂いが、悲惨な事故から一人でも守ることが出来たら憂い甲斐がある。