代官

 かの国の人達は半世紀前にアメリカと戦って勝った国の人だ。圧倒的な武器の劣性を何でカバーしたのか分からないが、それでも勝った。素人の僕がイメージできるのは、地の利を得たというところだろうか。嘗てのこの国のように精神論だけでは勝てなかっただろう。  そんなかの国が、現代の超大国のあの国と対峙している。今度も又、どうみても勝ち目はないが、再びかの国を自分の土俵に引きずり込めば勝てるかもしれない。神出鬼没を得意とするのだから、相手を引き込まなければならない・・・こんなことをテレビを見ながら考えていた。とんでもないことが起こっても不思議ではない最近のアジア地域だ。あの国の膨張主義も、この国の懐古主義も政治屋や資本家の野望でしかない。岡山駅前ビックカメラに行けば、あの国や、かの国や、みんな同じような瞼をした国や、黒いスカーフをかぶっている国や、可愛くないのにカワイイを気取っている国の若者が、似たり寄ったりの顔をして、似もしない言葉をそれぞれ話し、似たり寄ったりのものを買っている。これらの若者に、対峙している国の若者を罵倒し襲いかかるようなことを強いることが現代の世の中で出来るだろうか。フロアやエスカレーターで触れ合う者同志を敵味方で戦わせることが出来るだろうか。年寄りの政治屋や資本家に命を差し出せと言えるのだろうか。 アホノなんやらが好き放題している。あの国も好き放題している。冬のオリンピックを開催した国も好き放題している。もし天罰というものがあるなら、なるべく早くオネガイシマスラア、お代官様。