ソロモン沖地震

 ここまで当たれば空恐ろしい。  昨夜、パソコンの前で何枚もの写真を見さされた。妻が配達途中で写した雲の写真だ。僕には一見どこにでもある雲にしか見えなかったが、妻にとってはかなり異常なもので、近い内に大きな地震があると言っていた。一つ一つの雲の特徴を教えてくれるのだが、言われてみれば何となくカーブや広がり具合、紋様などが特徴がある。信じはしないけれど、30年薬の配達で空の下に出ることが多いので雲を確かによく見ている。その間、雲に対する観察眼が育っても不思議ではないが、記録に残していない分信憑性には欠ける。実験ノートが2冊しかない有名な女性と同じだ。妻曰く「この何枚かの写真のような雲が僅か8分くらいの間に変化していったのが怪しい」のだそうだ。そう言っている人自体が怪しいと思われそうだが、地震雲に関しては地震、いや自信を持っている。  案の定というと妻が喜ぶかもしれないが、今朝のニュースでソロモン諸島辺りでマグネチュード7.6?くらいの地震があり、一時は日本にも津波の影響があるかどうか懸念されていたことを知った。驚いて寝ている妻にそのことを告げると、驚きもせず自説の解説を冷静に始めた。  近い将来我が家もきっと震度6の揺れに見舞われる。心の準備は恐らくかなりの人が出来ているだろうが、実際の準備はしようがない。運任せだ。ソロモン沖の地震まで当てなくてもいいが、せめて南海沖地震だけは当てて欲しい。折角、実験ノートを作らない地震博士が我が家にはいるのだから。