お薬、本日届きました。お忙しい中、わざわざ有難うございました。主人の「えらい、だるい」という言葉を聞くことが少なくなりとてもうれしく、ほっとしています。病院での検査結果も良くなっているそうです。先生は本当に私たち家族の命の恩人です。先生に巡り合わせて下さった神様に日々感謝するばかりです。今後とも宜しくお願い致します。 頂いた冬瓜、早速スープでいただきました。ごちそうさまでした。娘にお菓子までいただいて本当にありがとうございました。暑い日が続きますが、先生も体調崩さないようお気をつけください。 ○○

 貴女もお子さんもご主人も、僕や妻にとっては大切な人達です。僕は望んで薬剤師になったのではないですが、漢方薬に巡り会って、薬剤師でよかったとずっと思っています。貴女のような方と巡り会えるたびに、もっと勉強をして現代医療で救えない人達のお役に立ちたいとまた意を新たに出来るのです。その繰り返しで、毎日を充実できているのだと思います。僕の方が感謝です。 ヤマト薬局

 この女性は特定の神様を持ってはいない。ただしばしば神様という言葉を使う。僕の薬局人生でこの人に優る不幸な生いたちを知らない。してはいけないことをしてしまったこと、されてはいけないことをされてしまったことを長く心に秘めて苦しんでいた。普通の人がまず経験することがないことが片手で収まるのだろうか。ただ撲はこの人が最初に薬局にやってきたときの失意の表情が、いや魂の抜け殻みたいな表情が、何となく美しく見えたのだ。不器用に付き添ってきたご主人の、時折くしゃくしゃの顔を崩す表情もひどく救いに思えたのだ。 僕は数年前から特定の神をもった。ただ今はその事を決して喜んではいない。その教えにあまりにも従順であろうとする人達が、実はその教えを説く人間様やそこで肩書きを持つ人間様などにあまりにも従順すぎるのを見せられて、いわゆる「ぴんと来ない」のだ。余りにも作られた人の上下に不自然を感じてしまうのだ。人の介在が増えるに従ってその人達が集う神の空間から心が離れていく。僕は人の手を介さずに直接的な、彼女の言う神との関わりでいいと思っているのだ。何らその手の教育を受けていない彼女がいつも自然に口から出す神でいいと思っているのだ。その方がどれくらい純粋だろうと彼女の口から神という言葉を聞くたびに思ってしまう。 畏れおおい方に頭を垂れて願い多かった頃の方が数段純粋で、彼女とも神を共有できたと思う。