記憶を辿ればたしか麻雀に「ホンロウトイトイ」と言う役があったように思う。今日ニュースを聞いてそんな言葉を思い出した。トイトイの部分はさておき、ホンロウと言うところがやけにぴったしのニュースだったから。 橋の上か下か知らないが、そいつがまたまた人を騙した。天才的な芸人に一見見えるがそれはもう透けて見えていて、単なる自意識の固まりでしかない。その固まりにひょっとしたらと言う幻想を抱いていた人達は又いつものように裏切られて、一から出直す羽目になる。よくあることだ。もう何年も前になるが、軽いワンフレーズでやたら人気を得ていたカール頭にも同じようなことをやられ、1億99%の憂き目に遭わされた。胡散臭いものに騙され続ける轍は、またまた踏まれた。庶民とは悲しいものだ。一瞬にして全てを失ってしまうものと同居させられ、ことがあった暁には捨てられる運命を給料と引き替えに享受している。まさか神様でもあるまいし、おかげで生きていくほど世の中簡単ではない。おかげおかげでいつか身ぐるみを全てはがされる。それどころか遺伝子まで破壊されてそれでもまだ耐えるのだろうか。その人の良さに、その知識のなさに付き合わされてはかなわない。 麻雀台の上のホンロウなら紫煙の向こうにはかなく消えるが、何百万人の生活の場での翻弄は許されない。そのチョンボにそろそろ怒りのリーチ一発。