返事

それぞれの返事。

 僕があなたの年齢の頃も、今日あなたが書いて下さったのと同じようなものでした。 別にやりたいことが見つからずに、偏差値に合わせて受験しただけです。おかげで1年目は全部不合格でした。実際に合格していたら困るような大学を受けていました。大学に入って1ヶ月もすれば僕は間違ったところに来てしまったと思い、以後5年間、授業などほとんど出ずにパチンコ屋通いでした。就職がいやで牛窓に帰ってきましたが、田舎の人の良さに救われてそこから初めて勉強しようと思いました。本格的に何かに没頭したのは30歳を過ぎてからです。漢方に出会って初めて僕の人生に意味があるのではと思えるようになりました。あなたも焦る必要はありません。何れ何かに招かれるようにこの道と言えるものに出会うのではないでしょうか。「 最近、色々な物事に興味を抱いていて、どれだけ自分の世界がちっぽけで視野が狭すぎることに恥ずかしくなりました。」こんな立派な悟りが開けたのですから、僕なんかよりずっと優秀な青年ですよ。迷うことを恐れないでね。僕くらいな年齢になると、迷う元気もないのですから。 ヤマト薬局

きっと相手の方も、「何となく合わないかな、怖いのかな」と貴女のことを探っていますよ。あなたが感じて思うことは、相手の方も感じて思っていると思います。人間そんなに大差はないのです。所詮同じようなものです。どうあがいても豹のように早く走れないし、 どうあがいても鷹のように高く飛べないのです。 「悪い人かはまだわかりませんが、何か接する時に構えてしまいます」 相手も構えていますからお互い様です。初めての人にたいして無防備な方が恐ろしいです。 「どうやったら仲良くなれて嫌われずに済むのでしょうか」などと無駄なことを考える必要はありません。どうやったらその人を尊敬できるかを考えたらいいです。貴女の先輩にあたるのですから、貴女はただひたすら教えを請えばいいのです。その人にも愛すべき守るべき人が何人かいて、又大切にしてくれる家族や友人も何人かいるはずです。貴女がこの世で一番大切にして貰えることを願っても仕方ありません。所詮その人にとって貴女は他人ですから。貴女がその人を思う以上をもとめなければいいのです。心はいつも患者さんに向けてください。何かを背負ってやって来ている人ばかりなのですから。ひょっとしたら貴女が背負ってきたものと同じか、あるいはそれ以上の重荷を背負っているかもしれません。貴女の美貌とスタイルを今こそ生かすべきですよ。 ヤマト薬局