そうめんかぼちゃ

 「そうめんかぼちゃ、ありがとうございました。いつもより箱が重かったので、なんだろう?と思いました^_^母が調理の仕方を知っていたので、作ってもらいたいと思います。まだお世話になってから日が浅いのに、贈り物をありがとうございました。とても嬉しかったです。今日、神奈川県の鎌倉と、江ノ島サザンオールスターズで有名です)に友達と行ってきました。途中ガスもれしてるかも?と思うときもありましたが、電車でその子の隣に座るときや、どこかお店に入ってお茶を飲むとき、前より確実にガス漏れを気にする頻度が減って、今日は遊ぶことに集中ができました。その友達とは今まで何度かいっしょに旅行に行っていて、いつもガス漏れして迷惑をかけてるな、ごめんね・・・・と思っていたけれど、今日はそんな風に思うことがなくて、これも少しずづ治っている証なのかなぁと思いました。  それから、本当に今更なお話なのですが、昨日、ヤマト薬局さんのホームページの、転倒日誌を読んでいたら、ぽろぽろと涙が勝手に出てきました。過敏性腸症候群の人のお話を読んでいるうちに自分と似ている人がいっぱいいることがわかって、感情移入してしまいました・・・・それと同時に、治っている人がいっぱいいることがすごく励みになりました。隣の人や後ろの人が咳をしたり、鼻をすすったからといって自分がにおいを発しているかなんてわからないんですよね。ガス漏れなんて本当はありえないのかもしれない、という考えが私の中に少し芽生えました。というわけで、長くなりましたが、いただいたお薬でまた2週間、センサーを横着者に変えられるように、頑張ります!暑い日が続きますが、体調に気を付けてお過ごしください。 では、失礼します。」

 僕はこのメールを関東に住む女性から頂いたときに2つの箇所を過敏性腸症候群で悩んでいる人に読んで欲しいと思った。「ガス漏れなんて本当はありえないのかもしれない」「センサーを横着者に変えられるように」の2箇所だ。平易なメールの中にとても大切な要素が含まれている。僕はガス漏れ症状は「ガスが漏れているかもしれない病」だと思ってその様な漢方薬を作っているし、心優しい人達の精巧すぎるセンサーを人並みのいい加減なセンサーにすることで完治に導けるものと信じている。まさにその2点が何気なく語られた文章の中に組み込まれていたので、早速彼女に僕のブログに載せてもいいかとお伺いを立てた。快諾を得たので今日プライバシーの部分を除いて掲載させてもらった。  いずれこの女性は忌まわしい呪縛から放たれて、青春を取り戻してくれるだろう。失ったもの以上を是非取りかえして人生を楽しんでもらいたい。生真面目に懸命に生きるのもいいが、僕ら凡人が目指す生き方ではない。冷たいコンクリートの上で横になる犬のように、目だけを動かして怠惰を気取るのも良い。