機械音痴

 火事場の馬鹿力ではないだろうが、僕の古い方のホームページを娘が復活させそうだ。辞めさせた薬剤師が、コンピューター言語で作ったもので、いくら頼んでも使い方を教えてくれなくてやむなく放置していたものだ。私のホームページと呼んでいたので思い入れが強かったから手渡したくなかったのだろうが、機械音痴の我が家には到底真似が出来る人材はいない。諦めるしか仕方がなかった。ところが優秀な人は意外と近いところにいるもので、いつもやってくるセールスの一人が見かねて知恵を授けてくれた。娘が悪戦苦闘しているのを見て、知恵を授け、叉より専門家に尋ねて来てくれた。そのお蔭でなんとか一部分でも使えるようになったらしく、「お父さん何か載せる文章ない?」と催促してくる。どの程度のことが出来るのか僕には分からないが、娘には患者さんを治して喜んでいただきたいと言う素朴な動悸がある。薬剤師には最低限必要なものだ。その心を今はスタッフ全員が持って、やっと以前の栄町ヤマト薬局に戻りつつある。勉強して、勉強して、ほんの少しを知り、勉強して、勉強して自分の無知を知る。薬剤師にはこの繰り返ししかないと思う。  もし時間があったら、僕の古いホームページも見てほしい。ずぶの素人が何やら勘で更新しているものだ。内容よりも更新出来ること事態が素晴らしいとは、やはり親馬鹿か。