派遣社員

 ベルトコンベアで送られてくる精密家電製造のごく一部を朝から晩まで同じ作業で担う。1時間作業して3分間腰掛けることを許される。次の1時間で7分腰掛けることを許される。黙々と繰り返される作業に耐えられる忍耐に敬服するが、体はもうずっと悲鳴を上げ続けている。心の悲鳴には最近気がついた。心と身体を傷つけてまでした貢献に代償はない。派遣社員は、生産が落ちた時に待機されるなどまさに調節弁だ。人間のような姿をした機械だ。人間を買う、人間を売る制度を作ったのは誰だ。.タレント面して国民をだました先の総理大臣達だ。わが子やわが孫を使い捨てされるロボットにしてはいけない。次は子や孫が爆弾にされる。もう間に合わないかもしれないが、まだ間に合うかもしれない。悔しいから投票所に行く。