世間並

明日朝、体調が良ければ中部地方に出かける。帰りはいつか予定がない。帰れば又このブログを書くから、ああ、帰ったのだなと思ってくださればいい。会いたい人がいて、見たいものがある。ただ、それは是が非でもと言うほどのものではない。  今度の連休は仕事をしないでおく訓練の日々なのだ。悲しいけれどそのような消極的な理由により薬局を離れておこうと思ったのだ。僕にとって働かないことはかなりの苦痛なのだ。家にいたら今までの習性でつい薬局を開けてしまう。それでは僕の後を継ぐ娘が可哀想だと思ったのだ。週休2日という環境で育った今の若い人に連休がないのは気の毒だ。僕が勇気を出して休む習慣をつけていれば、娘は「世間並」の働く環境に近づける。  ところがこの「世間並」が最近はつかみにくい。1日に複数の仕事をこなし、なんとか子供を養っている一人親たち。ネットカフェで体を曲げて眠る人達。これもまた負の世間並なのだ。痛みを分かち合うことは出来ないけれど、何か1つでも共有するものを持っていたいと思い、それが人が休む時でも働くと言うこじ付け的な連帯だった。それを放棄するのにはかなりの度胸がいる。4月30日は休むと宣言していたが、結局午後2時頃の電話をきっかけに数時間仕事をした。  明日の目標は、岡山県を出ること。仕事のことを考えないこと。そしてそれが不愉快にならないこと。