キムチ

 昨日の日曜日は、朝の薬剤師会の勉強会、午後のキリスト教の勉強会、それにコンタクトレンズを買うことを予定していた。朝、出かける時に嫁さんが珍しく2万円くれたので、ラッキーと思って出かけた。コンタクトレンズ代や駐車場代で一万円もあればすむと思われたので、自由になるお金が一万円ほどありそうだった。案の定ゆうに1万円はあまった。岡山から玉野市に向かう道中、どこかで昼食を取ろうと思ったが、うどん屋もラーメン屋も何故か通りすぎた。(僕は一人ではこの2つの店にしか寄れない)途中親類に漢方薬を渡しに寄った時、いとこのだんなさんがコーヒーをつくってくれてよばれた。玉野市に入ってまだ十分時間があったので、スーパーに行った。そこにもラーメン店があるのだが、これもショーケースを覗いただけで止めた。食料品売り場に行って、弁当を物色してみたが、車の中で食べている自分を想像してだけでなんとなく惨めになり買うのを止めた。結局同じスーパーの中で売っている甘い菓子パンを買った。4つ買って500円くらいだったと思う。それから先週から気になっていたキムチを買った。398円だった。韓国産と日本産があったが、韓国産に何か入っていたと言うニュースを以前聞いたことがあるので、日本産にした。398円なり。しかし、この判断は今日食べてみて失敗だと気がついた。韓国産を買うべきだった。結局、僕が買い物をしたのはそれだけだ.昼ご飯は食べなかった。菓子パンは夜バレーをした後食べた。見ず知らずの街のスーパーだから、知った人に会うはずがないので、のんびりと物色して歩いたが、結局買ったものはそれだけだ。お金は夜嫁さんに全部返した。僕の財布には又茶色の銅貨が数枚残っただけだ。普段お金を持ったことがない人間がお金を持つととても不便になる。お金を持っていなければ心は全く自由なのだが、下手に持つと倹約をしなければなんて心がもち上がってきて、窮屈で仕方ない。  出先で何かがあったらたちまち僕は困る。出歩くたびにそんなリスクをおっている。それでもなんとかなっている。買わなければなんて意味のない窮屈さよりよっぽどましだ。でもさすがに茶色の銅貨数枚は心細いな。せめて銀色の銀貨数枚にしておこう。