黒豆

 四国で幸せに働いている貴女に。今日お母様から貴女の伝言を聞きました。そうですね、僕の心は曇天の空の下でうつむいている冬景色のようです。見えみえなのでしょうね。隠すつもりはありません。幸せ過ぎる僕から貴女方に役立つような処方は出てこないでしょうから。貴女方と同じように、体調を崩し心を病み、たまに笑顔が出ればよいのです。貴女方より健康にも幸せにもなる必要はありません。幸いにも僕は生来強健ではなく、心もおびえながら暮らしていますから、少しは皆さんのお役に立てれるのでしょう。お母様が、丹波の黒豆(枝豆)を下さいました。有名ですね。先ほど、日本酒のつまみにいただきました。ビールに合うのでしょうが、少し気温が低いので日本酒にしました。お酒が好きなのではありません。必要がなければ飲みません。今夜はお母様が下さった黒豆を大切にいただきたかったのです。  貴女が僕のホームページやブログを見て下さっていることは考えてもいませんでした。実際に僕に会っている人達の為にではなく、まだ見ぬ人達の為に、僕の漢方薬を飲むことに対する不安を少しでも払拭していただく為に書いているのですが、少し内容を変えないといけないでしょうか。貴女が読んでいる限り僕は自己紹介に「もこみち」は使えなくなりましたから。僕の年令になるともう自分が何をするかなどはほとんど意味を持たなくなり、少し手を差し伸べることにより誰かが幸せになることのお手伝いの方が意味を持ちます。この冬の当面の目標は、スーパーモデル並の貴女がしもやけないこと。(一気に現実に戻りましたね)この酒が覚めなければ、貴女に心配させるような文章を書かなくてもすむのにね。