大うそ

 静岡県の女性と、関西の女性が接触をしてくれた。お互い過敏性腸症候群のガス漏れタイプで学校を休学したり、辞めたりしている。ガス漏れの思いこみは二人とも激しかったが、今はかなり克服してくれていると思う。メールのやり取りか電話での会話か分からないが、お互いかなり気に入ってくれたみたいだ。二人から報告があって、どちらもよい評価をしていた。関西の女性が、「二人で治る」と文章を閉めくくっていた。僕は心強い言葉に感激を覚えた。傷口をなめ合うのはいけない。物事を客観的に見る訓練をすることなどを助言していたが、そのとおりにしてくれたのではないかと思う。お互い前進する為に共に戦うのならよいことだ.しかし、治ろうとしている人の足を引っ張るようなことはしてはいけない。治る為の連絡網なら賛成だから、希望者は連絡して欲しい。  過敏性腸症候群のガス漏れタイプは、一緒に過ごしてみるのが一番治し易い。遠くから来てくれる人も多いが、乗り物に乗ること自体が恐怖の人も多い。そこで今自分の中で温めているプランは、来年から、休日は全部休んで、患者さんに会いに行こうかと思っている。休日にじっとしておれるような性格ではないから、有効な過ごし方さえ見つければ、薬局を休むことに意義がある。ただ心配なのは白衣で行くわけにいかないから、どこから見ても僕が薬剤師に見えないこと。僕を見てしまったばっかりに効く薬さえ効かなくなりそうだ。それともう1つ、以前は「ヨン様」、今は「もこみち」の大うそがばれること。