乳製品と死亡リスク減少、牛乳vs.ヨーグルト/慶應大
日本人における乳製品摂取と死亡リスクとの関連を12年間追跡調査した結果、男女ともにヨーグルトの摂取量が多いほど全死因死亡リスクが低く、女性ではさらに乳製品全般および牛乳摂取と全死因死亡リスク、牛乳摂取とがん死亡リスク、ヨーグルト摂取と心血管疾患死亡リスクの低下が関連していたことを、慶應義塾大学の宮川 尚子氏らが明らかにした。
残念、いい所をかすめているのだが、はっきり男性で牛乳の効果について言及がなかった。ヨーグルトは死亡リスクの軽減に貢献するみたいだが、牛乳は結果が出ていない。
僕らが幼い頃はまだ戦後1年くらいだからみんな貧しくて、現在の食事内容からすると滅茶苦茶貧弱だった。朝はコッペパンひとつ。昼はご飯とみそ汁。夜は子供たちが釣って来た魚と煮野菜。ほぼこれが延々と続いた。
さすがにこれではだめだと思ったのだろう、母は牛乳だけは沢山飲ませてくれた。だから僕の色白は牛乳のせいだとずっと思っていた。恐らく当時の牛乳は安かったのだと思う。石原牧場と言うのが牛窓にあって。毎朝何本か配達してくれていた。ただ牛乳は飲んだけれど、ヨーグルトは存在すら知らなかった。
あのような貧弱な食事で、病気にもならずよく育ったものだと思う。牛乳は高校大学と外に出た期間を除いて、常にふんだんに飲んできた。今でも脂肪を減じた牛乳をがぶ飲みしている。それなのに、それなのに、ああそれなのに、なんでヨーグルトなんだ。牛乳は今一つなのか。
この研究結果を見て、明日からヨーグルトを食べようとは思わない。牛乳が喉を通る爽やかさは、ヨーグルトでは無理だ。胃に落ちていく瞬間が好きだ。味の薄さも好きだ。ビールと牛乳を出されたら確実に牛乳に手を伸ばす自分が好きだ。