腰痛

 腰痛の相談に来られたから、漢方薬を作ってから、簡単なストレッチを指導した。恐らく、日常のある癖が腰痛をもたらしているのだろうから、どんな姿勢で仕事をしているか再現してもらった。
 「そりゃあ、腰が痛くなっても当然だわ!」ほとんどお世話する方としては絶望的な仕事の姿勢。それで腰が痛くない人がいたらその方が不思議。ただ不思議はめったに起こらないから不思議であって、同じ作業をしてもらったら全員が腰痛持ちになりそうだ。
 水を引いた田んぼで草を抜くのだから、僕がお願いした「両膝を地面について作業をして!」なんて、「寝とぼけとんか!」と言われそうだ。お尻が濡れないようにお尻を水面から高くして作業をする。スキーのジャンプ競技の選手の鍛えられた筋肉でそのポーズをとるのならいいが、初老の男性では筋肉が悲鳴を上げるに決まっている。
 この逆境に抗して漢方薬を作るのだから僕も度胸がある。ただその方のお仕事風景を想像したら、なんとしてもお役に立ちたくなる。僕の腰痛みたいにバレーボールをやりすぎたなんて、ほとんど国賊ものだ。彼らとは同列では語れなくて、罰ゲームみたいなものだ。だからと言って甘んじて受け入れるのもつらいから自分は自分で懸命に手当てしているが、客観的に見れば僕よりその方のほうが救われるべき腰痛だ。
 同じようにして人々の命を養ってくれている人たちはこの国にも何百万人かいて、アジアには何千万人いて、世界では何億人もいるのだろう。ギラギラと太陽に照らされてのお仕事だが、本当に日の当たっている仕事なのだろうか?

 

岸田内閣はもう終わり。経済政策は上手く行かず、コロナ対策失敗で日本経済は崩壊する。アメリカはコロナ後遺症が数百万人に広がり五兆ドルの損失。安冨歩東大教授。一月万冊 - YouTube